玄米は白米と比べると、消化管の中でゆっくり分解・されます。このため体内の血糖値とインスリン量が急激に上昇することはありません。肥満の原因の一つである中性脂肪は、体内の血糖値とインスリン量が上昇した時に作られるといわれています。
このように、玄米は中性脂肪がつきにくい食品といえますので、健康維持だけでなくダイエットにも良いといわれています。玄米とは、稲の籾殻をとった状態の精白されていない米のことです。
種としての役目を失っておらず、栽培すれば芽が出ます。玄米は、主に「胚芽」「ぬか層」「胚乳」から構成されています。玄米が白米に較べて硬いのは、外側をぬか層(果皮、種皮、糊粉層)に包まれているからです。玄米は、白米よりビタミンや食物繊維に富み、ビタミンB1は精白米の4倍以上、ビタミンB2と食物繊維、カルシウムは2.5倍含まれています。
また、玄米は白米に較べて相対的に炭水化物やカロリーが少ないため、健康食品として用いられています。玄米は外側にぬか層があるため、白米に比べると独特の歯ごたえがあります。消化を助けるためにしっかりとかむ必要があるため、満腹中枢を刺激して、少ない量で満足感を得ることができます。
つまり食べすぎを防ぎ、健康維持とダイエットに役立ちます。玄米食を始めたくても、以前は、お米屋さんで買うしかありませんでしたが、最近はスーパーやコンビニでも玄米を買えるようになりました。大手スーパーでは、精米機が用意されているところもあるようです。
ネットショップでも、健康食材として取り扱われるようになっているようです。玄米は白米に比べて固いため、玄米を炊く前に水に浸す必要があります。圧力鍋で炊いたり粥にするなどの調理法が適しています。白米4に対して玄米1の割合で炊くとプチプチした食感を得られ、カレーやチャーハンに合うようです。健康維持とダイエットに良い玄米を一度試されたらいかがでしょうか。